駐車場の「斜め駐車」がとっても危険な理由 リスクを減らすための具体的対策とは

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駐車が苦手な人は多く、特にバック駐車が難しいと感じる人は全体の61.4%にものぼる。斜めに駐車すると「ドアパンチ」や接触事故のリスクが高くなるため、対策としてはパーキングアシスト機能を使ったり、後輪を意識して練習するのが効果的だ。まっすぐ駐車するコツを身につければ、駐車の苦手意識を克服できる可能性が高い。

先進技術がアシスト

超音波センサーとカメラで駐車スペースを検知し、バック駐車時のステアリング操作をアシストする「パーキングアシスト」機能(画像:トヨタ自動車)
超音波センサーとカメラで駐車スペースを検知し、バック駐車時のステアリング操作をアシストする「パーキングアシスト」機能(画像:トヨタ自動車)

 では、何か解決策はないのだろうか。まず考えられるのは「パーキングアシスト」機能のついた車に乗り換えることだ。

 この機能は、各メーカーによって名称や仕様が異なるが、ハンドルやペダルの操作をシステムが自動で行い、駐車をサポートしてくれるものだ。日本自動車連盟(JAF)が以前行ったユーザーテストでは、車庫入れが苦手なモニタードライバーでも、支援機能を利用することで、JAFインストラクターと同じくらいの時間で車庫入れを終えることができた。

 しかし、支援機能にも限界がある。JAFのテストでは、駐車スペースに人や後続車が近づいたり、三輪車があったり、隣の車のドアが開いたりする場合、障害物を認識できず、ドライバーがブレーキを操作する必要が出てくることがあった。

 そのため、この機能の限界を理解し、ドライバー自身が注意を払いながら利用すれば、駐車が苦手でも安全にまっすぐ駐車できるよう支援してくれる。

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