「このままでは寂れる一方や」 北大阪急行延伸で“途中駅”に没落した「千里中央」 しかし駅周辺で大規模再開発! かつての繁栄を取り戻せるのか?

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千里ニュータウンの北大阪急行電鉄千里中央駅周辺で大規模な再開発が始まる。商業施設の閉館や北大阪急行電鉄の延伸によって存在感が薄れていたが、再びにぎわいを取り戻せるのだろうか。

高い潜在能力は健在

駅東街区の大規模商業施設開業イメージ(画像:阪急阪神不動産)
駅東街区の大規模商業施設開業イメージ(画像:阪急阪神不動産)

 しかし、千里中央駅が持つ潜在能力は高い。北大阪急行に乗ると、乗り換えなしに

・淀川区の新大阪駅まで約15分
・北区の梅田駅まで約20分
・中央区と浪速区にまたがる難波駅まで約30分

で着く。大阪モノレールは15分足らずで兵庫県伊丹市と大阪府池田市、豊中市にまたがる伊丹空港に直通している。

 千里ニュータウンの人口回復も心強い。豊中市と吹田市の住民基本台帳人口では、2023年は約10万4000人。2019年に10万人台を回復したあと、微増している。千里中央駅近くでは、都市再生機構の団地再生事業で新千里東町団地に3棟、計380戸の高層住宅が登場し、若い世代を呼び寄せた。

 関西のニュータウンは堺市と大阪府和泉市にまたがる泉北、神戸市の西神、京都市の洛西、向島などほとんどが人口減少に苦しんでいるが、千里ニュータウンは地の利を生かして人口回復を実現した珍しい例だ。

 大阪府市で組織する大阪都市計画局拠点開発室は

「2022年に策定した大阪のまちづくりグランドデザインでも千里中央を大阪府北部の中枢と位置づけている。駅周辺の再整備でかつての繁栄を取り戻せるのではないか」

と期待している。

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