せっかくの休日が、子どもの「部活動送迎」で終わってしまう! そんな親たちの疲労を“楽しみ”に変える簡単アイデアをご存じか
子育て世代の休日は、子どもの部活動や習い事の送迎で忙しくなるが、この時間を“プチ観光”に変える工夫が必要だ。特に中学生になると運動部の活動が増え、親の送迎は避けられない。送迎を単なる負担と考えず、自然やグルメを楽しむチャンスに変えることで、親子の関係を深めることができる。特別な休日を作るためのアイデアを探し、送迎を通じて家族の思い出を大切にしよう。
休日の送迎負担増加
運動部は年に数回、大きな大会が開催されるため、休日には練習試合のために遠方の学校や体育館に出向くことが多い。特に野球、サッカー、バスケットボールなどのチーム競技では、チームの実力を向上させるために練習試合を重ねる必要があり、休日の遠征は避けられない。
軽い気持ちで入部した部活が、実際には遠征の連続で、休日が送迎で毎週つぶれてしまうこともある。ガソリン代もバカにならず、そんな状況に直面する親も意外と多い。筆者(中山まち子、子育てジャーナリスト)の知人にも、
「子どもが友達に誘われて入った運動部が遠征ばかりで出費がかさんでいる」
と嘆いている人がいる。強豪校でない公立中学の運動部でも、顧問の方針によって休日の練習や遠征が決まることがあるため、中学の部活動選びは注意が必要だ。
高校生になると、私立高校の強豪部では
「自前のバス」
を持っている学校も多く、野球部などの団体競技では貸し切りバスを利用して遠征に出掛けることが増え、親の送迎の負担は少し軽くなる。しかし、部活によっては現地集合・現地解散のスタイルもある。
筆者の子どもが所属する運動部では、大会も現地集合・現地解散だ。ただし、公共交通が利用できる場所での大会なので、部活の友達と一緒に行くようになり、中学生の頃に比べると親の負担は少なくなった。一方で、交通の便が悪い場所での練習や大会を行う部活もあるため、その場合は高校生でも親の送迎が必要になる。