せっかくの休日が、子どもの「部活動送迎」で終わってしまう! そんな親たちの疲労を“楽しみ”に変える簡単アイデアをご存じか

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子育て世代の休日は、子どもの部活動や習い事の送迎で忙しくなるが、この時間を“プチ観光”に変える工夫が必要だ。特に中学生になると運動部の活動が増え、親の送迎は避けられない。送迎を単なる負担と考えず、自然やグルメを楽しむチャンスに変えることで、親子の関係を深めることができる。特別な休日を作るためのアイデアを探し、送迎を通じて家族の思い出を大切にしよう。

送迎のドライブを思い出作りにする

送迎自動車のイメージ(画像:写真AC)
送迎自動車のイメージ(画像:写真AC)

 送迎をしていると、体育館や野球場、サッカー場の近くでグルメスポットを探す楽しみだけでなく、快適な運転環境を整えることも大切だ。ドライブ気分を上げるために、親のお気に入りの音楽を流したり、好きなポッドキャストを聴いたりしながら運転すると、送迎時間をより有意義に過ごせる。

 秋には、部活を終えた子どもと一緒に夕暮れ時の紅葉や、ライトアップされた公園や寺社仏閣を訪れることで、ちょっとした旅行気分を味わえる。子どもにとって、部活で1日がつぶれてしまう休日が、家族のお出掛けという特別な思い出に変わる。

 送迎の経験からいうと、部活の練習や試合で1日が終わるという毎週のパターンはすぐに飽きてしまう。家と体育館との往復だけでは新鮮味がなくなるので、何かしらのスパイスを加えることで

「記憶に残る休日」

にできる。辛い部活の練習や試合も、「充実した1日」として親子にとって特別な休日に変わる。

 中学生や高校生になると、親子で過ごす時間が減ってしまう。子どもが成長してから「こういうことがあったね」と思い出話ができるように、意識的に過ごす時間を増やしたい。送迎の問題は、親子関係を良好に保つための重要なポイントになる。子育てをしていると、習い事を含めて送迎がつきものだが、多くの家庭では中学生になるとその問題が一気に増える。

 思春期に入ると、親子関係がぎくしゃくしやすくなる。親も、自分の休日が毎回送迎で終わることにストレスを感じることが多い。仕方がないことではあるが、部活の送迎で家庭が不穏な空気にならないようにするためには、

「楽しいお出掛け」

という意識を持ってアイデアを出すことが大切だ。そうすることで、休日を有意義に過ごせるようになる。

 子育ての時期は、親が思う以上にあっという間に過ぎ去る。当時は「なんでこんな部活に入ったのか」と不満に思うこともあるが、時間がたつと親子で出掛ける機会が減り、送迎が貴重な時間だったと実感するようになる。後悔しないためにも、送迎の時間を大切な家族の思い出にしてみるとよいだろう。

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