せっかくの休日が、子どもの「部活動送迎」で終わってしまう! そんな親たちの疲労を“楽しみ”に変える簡単アイデアをご存じか
子育て世代の休日は、子どもの部活動や習い事の送迎で忙しくなるが、この時間を“プチ観光”に変える工夫が必要だ。特に中学生になると運動部の活動が増え、親の送迎は避けられない。送迎を単なる負担と考えず、自然やグルメを楽しむチャンスに変えることで、親子の関係を深めることができる。特別な休日を作るためのアイデアを探し、送迎を通じて家族の思い出を大切にしよう。
部活と車は切っても切れない関係
子育てをしていると、車がないと通えない習い事を始めると送迎生活が始まる。小さい頃は、親が「これなら通わせられる」と考えて無理のない範囲で通わせることができるため、負担はそれほど大きくない。しかし、中学校に入ると問題が出てくる。
子どもが運動部に入ると、送迎なしで学校生活を終えるのは非常に難しい。筆者の周りでは、スポーツ少年団や中学の運動部に入っている家庭で、車を出さずに済んだ家庭はひとつもない。
送迎の回数は家庭によって異なるが、必ずどこかで休日や連休に車を出して、遠方の練習場や練習試合に出掛けることになる。
「さほど強くない公立中学だから」
と思っていても、予想以上に休日が送迎で終わることが多く、驚くこともある。
運動部だけでなく、吹奏楽部や合唱部も合同練習で遠征することがある。部活動は、子どもにとって目標を持って努力する経験や、仲間と力を合わせて高みを目指す貴重な日々を提供する。
親としては、
「面倒なこと」
と一蹴するわけにはいかない。もし子どもの前でそんなことをいえば、親子関係に亀裂が入るのは明らかだ。
それなりに活発な部活に入ることを決めた時点で、「休日は子どもの送迎が増える」と心に決め、その日1日をどう過ごすか考えるのが賢明だ。