せっかくの休日が、子どもの「部活動送迎」で終わってしまう! そんな親たちの疲労を“楽しみ”に変える簡単アイデアをご存じか

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子育て世代の休日は、子どもの部活動や習い事の送迎で忙しくなるが、この時間を“プチ観光”に変える工夫が必要だ。特に中学生になると運動部の活動が増え、親の送迎は避けられない。送迎を単なる負担と考えず、自然やグルメを楽しむチャンスに変えることで、親子の関係を深めることができる。特別な休日を作るためのアイデアを探し、送迎を通じて家族の思い出を大切にしよう。

送迎生活の新提案

地元の人に愛されている飲食店のイメージ(画像:写真AC)
地元の人に愛されている飲食店のイメージ(画像:写真AC)

 スポーツ少年団や運動部に入ると、家族の休日の過ごし方が大きく変わる。これがプラスになるかどうかは、運転手である親の心がけ次第だ。

 送迎は確かに大変だが、文句をいっても何も解決しない。練習や大会に日々頑張っている子どもの気持ちを無視するような発言は、親子関係に悪影響を与える。送迎を「辛くて疲れるもの」と考えるのではなく、

「送迎ついでにお出掛け気分を味わえる」

と視点を変えることで、特別な休日にすることができる。

 体育館や競技場には緑豊かな公園が併設されていることも多い。春には桜、初夏には新緑、秋には紅葉と、四季折々の自然を楽しむことができる。これらの施設は郊外にあることが多く、

「地元の人に愛されている飲食店」

に出会うチャンスもある。せっかく遠方に出掛けるのだから、ラーメンや町中華、パン屋を調べて訪れると、送迎に新たな価値を見いだせる。

 筆者も子どもの部活の送迎をする際、近くにある和菓子屋を探して大福や団子を購入するのを楽しみにしている。練習で疲れた子どもにとってはうれしいおやつになり、

「次も買ってきて」
「他にはどんな商品があるの」

といった親子のコミュニケーションにもつながる。

 子どもは、親に送迎を任せていることに“罪悪感”を感じることがある。思春期の子どもたちは素直に感謝の気持ちを伝えられないことが多いが、親がグルメを楽しんだり、行楽スポットに足を運んだりして送迎の時間を楽しんでいる姿を見ると、一安心できることが多いのだ。

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