毎年500か所が消滅! 全然止まらぬ「ガソリンスタンド」衰退の末路とは

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全国のガソリンスタンド数は2023年度末に2万7414か所となり、20年間で4割以上減少している。低炭素社会や人手不足が背景にある。新たな連携として、コンビニやコインランドリーが加わり、地域活性化の可能性が広がることが期待される。

20年で4割減少とその背景

ガソリンスタンド(画像:写真AC)
ガソリンスタンド(画像:写真AC)

 資源エネルギー庁のデータによれば、全国のガソリンスタンド数は、2022年度末で2万7963か所となり、前年度から512か所減少している。2023年度末には2万7414か所となり、さらに549か所減少している。このように、毎年500か所以上のガソリンスタンドが減少している。

 2002(平成14)年度には全国に5万か所以上のガソリンスタンドが存在していたが、20年間でその数は

「4割以上」

減少している。背景には、世界的な

・低炭素や低エネルギーの推進
・電気自動車の普及
・ガソリン車の燃費改善

があり、ガソリンの需要が減少していることがある。ただ、急速充電器の設置を検討しても、コストが高く諦めざるを得ないケースが多い。

 さらに、他の業種と同様に、

・人手不足
・後継者不足

もガソリンスタンドの減少に拍車をかけている。その結果、廃業や撤退を検討せざるを得ない状況が続いている。しかし、ガソリンスタンドは地域で広く認知されているインフラであり、燃料販売以外にも活用の可能性がある。

 そこで今回は、地域活性化の視点から、ガソリンスタンドというインフラの新たな可能性について考えてみたい。

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