都営メトロ乗継券の素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない【リレー連載】偏愛の小部屋(13)
東京メトロと都営地下鉄を乗り継ぐ際に利用できる乗継割引の魅力をご存知だろうか。現在ではICカードが主流となり、紙の切符を使う機会は少なくなったが、実は紙の乗継券を使うと驚くほどお得になるのだ。
やばいポイント1「乗継割引額は破格の70円」
通常は会社間をまたいでも10~20円の場合が多い乗継割引だが、都営メトロ乗継券はなんと
「70円引き」
という破格の割引IC乗車券でも同じ割引額だが、他と比べるとすごい割引だ。しかも遠回りして乗り継いでも最短経路計算の運賃に70円引きをした運賃の切符でOKである。
ただし発駅から乗継駅までの運賃が額面を超えない範囲でなら遠回り可能という条件付きだ。都営メトロ乗継券の最低額は、
「東京メトロ初乗り180円 + 都営初乗り180円 - 乗継割引70円 = 290円」
だ。例えば290円の切符で発駅から300円以上の区間の駅で改札外乗継をすると、運賃不足とみなされ、精算対象になってしまうのでその点だけはご注意を。もしそのようなケースでやる場合は、290円のひとつ上の320円券で利用してほしい。
このような規定はあるものの、次のポイントを見ればきっと遠回りしたくなるはずだ。