都営メトロ乗継券の素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない【リレー連載】偏愛の小部屋(13)
東京メトロと都営地下鉄を乗り継ぐ際に利用できる乗継割引の魅力をご存知だろうか。現在ではICカードが主流となり、紙の切符を使う機会は少なくなったが、実は紙の乗継券を使うと驚くほどお得になるのだ。
やばいポイント2「当日中なら乗り換え制限時間なし」
地下鉄の改札外乗継は、通常は1時間の制限時間があり、制限時間を超えると乗継先の路線ではまた初乗りから運賃を支払う必要がある。ところが都営メトロ乗継券は当日中の乗継であれば時間制限がないのだ。
これは東京メトロの規則では1時間の制限があるのに対し、都営側は時間制限を設けていないため、都営側の規則が適用されている――ということのようだ。そのため紙の乗継券では遠回りして乗継駅で仕事や散策などで数時間つぶしてから次の路線に乗り継いでもいいのだ。
例えば西武新宿線沿線の方がアメ横へお出掛けするなら、行きは高田馬場から東西線、日本橋で銀座線に乗り換えて上野広小路で下車。帰りは上野広小路駅の乗換駅として指定されている、上野御徒町駅から大江戸線で新宿西口駅へ出て、西武新宿駅から始発電車で座ってラクラク帰宅♪なんていかがだろうか。これも通常は高田馬場~上野広小路間片道209円、往復418円のところが、都営メトロ乗継券で290円実質片道145円だ
つまりは実質
「途中下車可能な大回り乗車」
ができるともいえる。ということは…