クルマを購入するのは「子どもが生まれる前」がいいのでしょうか? それとも生まれた後でしょうか?
焦るクルマ買い替えの落とし穴

筆者の経験から、子どもが生まれたら買い替えたほうがいいと考えている。実際、子どもが2歳になった年にセダン(マークII)からミニバン(ヴェルファイア)に乗り換えたが、タイミングとしては正解だった。
生まれた後に買い替えを決断した理由は、クルマの使い方やお金の使い方が変わるのではないかと考え、悩んでいるうちに時間が過ぎてしまったからだ。
そもそも、妊娠発覚から出産まで、クルマを買い替えるには時間が足りない気がする。法務省民事局参事官室が2021年6月29日に発表した「妊娠の期間等に関する報告書」によると、妊娠期間は280日とされている。
しかし、赤ちゃんの心拍が確認できるのは妊娠6週目以降とされているため、医師が診察したときには予定日まで34週238日しか残っていない。また、予定日より早く生まれることもあるため、実際の出産予定日はもっと短くなることも考えられる。この間に、赤ちゃんを迎える環境を整えなければならない。
そうなると、クルマのことは“二の次”だ。もちろん、事前に検討する時間がまったくないわけではないが、「赤ちゃんが生まれる前に買わないと……」と焦るあまり、適当に選んでしまったり、予算外の価格で妥協してしまったりする可能性もある。要するに、急げば急ぐほど、後悔する選択をする可能性が高くなるのだ。
場合によっては、もっと広い家に引っ越そうと考えることさえある。実際、筆者も経験があるが、引っ越し先の駐車スペースの広さや空き状況を把握しないまま、家族用の大型車を購入するのは得策ではない。また、先輩ママから
「おむつや着替えの数が増えるし、ベビーカーもあるので、大きなクルマに乗り換えた」
「近所には狭い道が多いので、小回りの利くクルマにした」
といった話を聞いたこともあり、余計にどのサイズのクルマを買うべきなのか悩んでしまったこともある。
そうこうしているうちに出産予定日が近づき、買い替えを決意することはなかった。