東武日光特急の素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない【リレー連載】偏愛の小部屋(8)

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東武の日光特急は、日光と鬼怒川温泉への至高のアクセス手段だ。豪華設備と最新の走行性能を誇り、特にN100系「スペーシアX」の個室やラウンジは国内最高クラス。広々とした座席や高速安定走行で、豪華な車内での食事体験も魅力。世界各国の富裕層も惹きつける、特別な旅の空間を提供している。

やばいポイント4「時速120km」

 ここまで車内に関する魅力を伝えてきたが、東武日光特急の魅力はそれだけではない。車両自体の走行スペックの高さも、鉄道マニアであれば多くの人が知るものとなっている。

 高原地帯へと向かう日光線は勾配がきつく、また秋になると周囲からの落ち葉も走行の邪魔となる。このため非常にスピードが出にくい状況である。しかしそのような条件であっても、登場時点での最新基軸を次々と採用することで在来線随一の走行性能を実現し、時速120kmという他の路線区と変わらない速度での運転を可能としている。

 特に100系「スペーシア」の走行性能は1990年代前半登場の車両としては随一だ。在来線の特急車両として初めてVVVFインバーター制御装置を搭載しているほか、降雪や時速130kmでの運転も考慮した強力なブレーキも備え付けている。加速性能も強力で、起動加速度2.5km/h/sという状態を時速100km近くまで続けている。

 数値状のスペックの高さゆえに、鉄道ファンの間では

「最高時速160kmを誇るスカイライナーなみの数値」
「平たんな場所では時速210km出せるのではないか」

とも呼ばれるほどの性能を誇っている。

 その走行性能の高さはN100系「スペーシア」にも引き継がれており、こちらはハイブリッドSiC素子を用いたVVVFインバーター制御装置やフルアクティブサスペンションといった最新鋭の車両に使われる装置を搭載し、高速でも快適に過ごせる走行を実現している。

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