東武日光特急の素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない【リレー連載】偏愛の小部屋(8)
東武の日光特急は、日光と鬼怒川温泉への至高のアクセス手段だ。豪華設備と最新の走行性能を誇り、特にN100系「スペーシアX」の個室やラウンジは国内最高クラス。広々とした座席や高速安定走行で、豪華な車内での食事体験も魅力。世界各国の富裕層も惹きつける、特別な旅の空間を提供している。
やばいポイント3「豪華な上級クラス」

別料金を払わずとも豪華な体験ができる東武日光特急だが、さらに追加料金を払った上級クラスともなると、もはやクルージング列車顔負けの機能を持つほどの車内設備だ。
特にN100系「スペーシアX」の6号車・7人用個室「コックピットスイート」は先頭車の前方の眺めを独占できる贅(ぜい)を尽くした空間で、定期列車としては日本一広いといっても過言ではない。
そのほかにもカフェがある1号車に存在するホテルのラウンジのような「コックピットラウンジ」やグループでの旅行に便利な4人用個室やボックスシート、2+1列配置で電動リクライニング・バックシェル構造を採用した「プレミアムシート」など、さまざまなシートが設けられている。こうした上級席の豪華さも、食事スペース同様、歴代の車両から受け継いできたものである。
特に際立っているのがN100系の先代・100系「スペーシア」の4人用個室である。床面全面にカーペットが敷かれ、テーブルには本物の大理石が使われるなど現代の基準で見ても豪華そのものであり、登場当時(1990年)のバブル期の華やかさを伝えている。
最大の魅力は、古くから外国人観光客を受け入れ、多くの富裕層が利用する日光エリアの需要にふさわしい豪華な座席を常に提供してきたことだ。