東武日光特急の素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない【リレー連載】偏愛の小部屋(8)

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東武の日光特急は、日光と鬼怒川温泉への至高のアクセス手段だ。豪華設備と最新の走行性能を誇り、特にN100系「スペーシアX」の個室やラウンジは国内最高クラス。広々とした座席や高速安定走行で、豪華な車内での食事体験も魅力。世界各国の富裕層も惹きつける、特別な旅の空間を提供している。

やばいポイント1「シートピッチ」

デラックスロマンスカーの車内(画像:写真AC)
デラックスロマンスカーの車内(画像:写真AC)

 JRの普通車にあたる、一番安いシートがすでに豪華だ。N100系「スペーシアX」と100系「スペーシア」の座席間隔は1100mmもあり、JRの特急車両の普通車をはるかに上回る数値になっている。

 この座席感覚は1720系「デラックスロマンスカー(DRC)」から受け継がれたものだ。1100mmという座席間隔といわれてピンとこない人も多いかもしれないが、実はこれ、新幹線開業前の東海道本線で走っていた151系の最上級座席「パーターカー」のひとり用リクライニングシートと同じ数値である。

 現在のJRの多くの特急車両のグリーン車でもシートピッチは1160mm前後に止まっていることから、東武日光特急は一番安い席でもJRのグリーン車なみの広さを持つという驚愕(きょうがく)の事実があるといえよう。

 これに加え「スペーシア」はフットレスト、「スペーシアX」は背面テーブルとコンセントを搭載しており、他の鉄道会社の有料特急でもなかなか見られない設備を設けている。

 また100系は1990(平成2)年の登場当初、これらに加えてオーディオサービスまで提供していた。当時の飛行機エコノミークラスとほぼ同等のサービスをより広い座席感覚で受けられたのだからいかに快適であったかがうかがえる。

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