北陸新幹線「大阪延伸」 小浜・京都ルートに強力援軍! 狙いは“山陰新幹線”も、地元じゃ「在来線も困ってるのに」の塩対応
北陸新幹線の大阪延伸が小浜・京都ルートか、米原ルートかで論戦が続くなか、小浜・京都ルートに援軍が現れた。山陰新幹線の誘致を願う山陰や北近畿地方の地方自治体だ。
「日本海に新国土軸」と主張

山陰新幹線は大阪市から日本海側へ出て山口県下関市を結ぶ。1973(昭和48)年に整備新幹線の基本計画に組み込まれたが、整備計画に昇格できないまま塩漬けされてきた。経由地は
・鳥取県鳥取市
・島根県松江市
付近が明記されている。地元では、
・山陰新幹線建設促進期成同盟会(京都、兵庫、鳥取、島根、山口5府県と関係団体で構成する)
・山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議(京都、大阪、福井、兵庫、鳥取、島根、山口7府県の52市町村が参加する)
・山陰新幹線京都府北部ルート誘致・鉄道高速化整備促進同盟会(京都府北部7市町が加わる)
などが誘致を続けている。このうち、小浜市から日本海側を西進するルートで山陰新幹線建設を提唱するのは、山陰縦貫市町村会議と京都府北部ルート誘致同盟会の加入自治体だ。各自治体の担当者はあくまで個人的見解と断りながら、
「日本海側に新たな国土軸を形成できる」(鳥取市都市企画課)
「小浜からの山陰新幹線に期待する」(京都府舞鶴市企画政策課)
などと訴えている。
山陰には整備新幹線が次々に開業するなか、“取り残されている”という焦りがある。北近畿は北陸新幹線の大阪延伸ルート決定の際、舞鶴市を経由する舞鶴ルートが採択されなかった苦い経験をした。このため、小浜・京都ルートでの北陸新幹線延伸を山陰新幹線実現に向けた好機と位置づけている。