渋滞の事故リスクは、いつもの「40倍」以上! ベストな回避術は何か

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NEXCO中日本管轄の高速道路でリニューアル工事が進行中。渋滞時の死傷事故率は非渋滞時の最大40倍である。渋滞回避には事前情報収集やETC2.0、プローブ情報の活用が有効。自動運転技術の進化で渋滞は将来的に解消される可能性がある。

渋滞回避がいい事づくしなワケ

渋滞ピーク時間帯の回避効果(画像:NEXCO中日本)
渋滞ピーク時間帯の回避効果(画像:NEXCO中日本)

 渋滞時の事故リスクは高い。渋滞回避の最大のメリットは、事故に遭う可能性を低下させることだ。安全に目的地に到着できなければ本末転倒である。

 NEXCO中日本は過去の所要時間実績に基づき時間帯をずらすことにより、渋滞を避け所要時間が短縮される例を報告している。

 例えば、2019年1月2日に東名高速道路(上り線)静岡ICから東京ICまで利用する場合、静岡ICの通過時間を15時から6時にずらすことにより、約2時間の短縮が可能と説明している。渋滞を回避することにより、所要時間を短くできるのだ。

 渋滞に引っかからないということは、渋滞に巻き込まれた時に感じるストレスを経験しなくて済むということになる。

 加えて、サービスエリアやパーキングエリアでの混雑も避けられる。もちろんトイレも混んでいない。長距離ドライブをストレスフリーで過ごせるのであれば、渋滞回避のメリットは大きいだろう。

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