運送業界、配車の効率化なお課題「空車3割以上」43%が経験ムダ削減の対応“空振り”も

「空車回送の割合が全体の約3割を超えたことがあるか」という問いに、運送会社の43.3%が「ある」と回答。ムダ削減が業界の課題となっている実態があらためて明らかになった。

運送業経営者ら104人に実態調査

　運送業の43.3%が「3割以上の空車」を抱えた経験あり――。車両動態管理システムの販売などを行うドコマップジャパンが、そんな調査結果を発表した。

「運送業の空車回送に関する実態調査」は2022年2月28日（月）～3月2日（水）、自動車輸送を行っている運送業経営者・役員104人に対して実施。それによると、「空車回送の割合が全体の約3割を超えたことがあるか」という問いに43.3%が「ある」と回答。「ない」の41.3%を上回った。

　また「ある」と回答した企業のうち「空車回送を削減するために何らかの施策を実施した」と答えた社は60.0%。具体の内容としては、

・共同配送による帰り荷の確保　44.4%
・関係者間のコミュニケーション強化　40.7%
・中継輸送のネットワークの形成　33.3%
・車両位置情報の共有　33.3%
・求荷求車のマッチングサイトの利用　29.6%

などが挙がった。

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