「今はこのありさま」 神戸市ポートアイランド、人口減少・住民高齢化で大ピンチ! 魅力あるまちづくり模索も“鉄道輸送力強化”は霧の中

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街開きから40年余が過ぎた神戸市中央区のポートアイランドで、人口減少や住民の高齢化、商業施設の撤退が続いている。神戸市は街の再生に乗り出す方針だ。

混雑の原因

高齢者が目立つようになったマンモス団地(画像:高田泰)
高齢者が目立つようになったマンモス団地(画像:高田泰)

 混雑の原因にポートライナーの

「輸送力不足」

がある。阪急電鉄が神戸本線で運行する1000系車両だと1両当たりの定員が約130人なのに対し、ポートライナーの定員は1両当たり約50人(約39%)。通常の鉄道に比べて大きく見劣りする。神戸新交通は平日の午前8時台で三宮駅発の列車を28便運行するなど過密ダイヤを組むが、増便にも限界がある。

 現在の6両編成を8両に増やす構想もある。だが、実現には各駅のホームを拡張しなければならず、数百億円単位の投資が必要になる。費用対効果に懸念があり、ホームの混雑解消を目指した三宮駅の拡張だけが予算化された。神戸市営地下鉄のポートアイランド行き路線新設など、他の可能性も検討されているが、具体化していない。神戸市未来都市推進課は当面、

「バスの増便」

で対応する考え。だが、神戸市営バスは運転士不足などから、4月に一部路線の廃止や減便に踏み切った。運転士不足は全国的な問題で、大幅な賃金増がない限り、確保が困難とする見方も出ている。鉄道輸送力の抜本的な増強は避けられそうもない。

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