「今はこのありさま」 神戸市ポートアイランド、人口減少・住民高齢化で大ピンチ! 魅力あるまちづくり模索も“鉄道輸送力強化”は霧の中

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街開きから40年余が過ぎた神戸市中央区のポートアイランドで、人口減少や住民の高齢化、商業施設の撤退が続いている。神戸市は街の再生に乗り出す方針だ。

街の魅力向上へ今秋に実証実験

ポートアイランド南部に整備された神戸医療産業都市(画像:高田泰)
ポートアイランド南部に整備された神戸医療産業都市(画像:高田泰)

 神戸市は2022年度から「ポートアイランド・リボーンプロジェクト」をスタートさせ、街の将来ビジョンを検討している。アドバイザー役を務めるのは、建築家の藤村龍至東京芸術大准教授。2023年にポートアイランドの神戸国際会議場で開かれたシンポジウムでは、島内の緑化や歩行者空間の拡充を提唱した。

 神戸市は藤村准教授のほか、2023年度だけで地元の13団体、160人以上と意見交換を重ね、基本計画の策定に向けて準備を進めている。そのために今秋、計画しているのが、にぎわい創出を目指した実証実験だ。

 島内を南北に走る4車線道路のうち、2車線を歩行者空間とし、週末に生活雑貨を販売するイベントを開いたり、キッチンカーでランチを提供したりする予定。住民が歩きたくなる街に変え、街そのものの魅力を高めることを狙いとしている。

 神戸市未来都市推進課は

「1980年の街開きから40年余の間に生じた問題を解決する必要がある。実証実験の結果を見て再生の方向性を決めたい」

と説明した。再整備が本格化する時期は、神戸空港に国際線定期便が就航する2030年ごろを想定している。

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