「子連れはタクシー乗り放題に」元アイドルのつぶやき炎上に見る、子育て世帯の悲痛な声! 現役ドライバーも思わずイライラ、もはや支援強化待ったなしか?
小さな子どもを持つ親が雨の日の自転車送迎に苦労し、タクシー支援を求める光上せあらさんの提案に賛否が分かれるなか、子育てタクシー制度の整備が課題となる。
ドライバー支援の必要性

たとえ前述のような「子育てタクシー」の制度ができたとしても、それが機能しなければ意味がない。そのようなドライバーはまだあまりにも少ない。親はいつでもどこでも乗せてもらえるわけではない。
いうまでもなく、タクシー会社は営利企業である。ドライバーにも何らかのメリットがなければ、ドライバーは乗せたくないだろう。基本的に、ドライバーは対価を得られない限り、特別なことはしたくないと考えている。
以前、車いすに乗った人を乗せないドライバーが問題になったことがあった。車いす手当のようなドライバーへの何らかのメリットがあれば、乗せないという行為は避けられたかもしれない。
ボランティア活動ではなく、仕事として取り組むべきだ。ただし、当事者が常に費用を負担しなければならないのでは意味がない。筆者は、政府や自治体が費用を負担し、ドライバーの積極的な参加を促すことを期待している。
ドライバーだけでなく、今後活躍が期待されるライドシェアサービスのドライバーも、福祉関連事業に積極的に参加してほしい。行政や自治体は、誰もが福祉に参加できるよう、もっと努力すべきだ。
光上さんのような小さな子どもを持つ親が「政府のお偉いさんたち、タクシーチケットをください」と考えるだけでなく、ドライバーたちも
「手当くだせぇ」
と思っているのだ。