ホンダ「脱ガソリン」本気 中国で希望退職1700人応募も、海外勢へ強まる逆風とは

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5月中旬、ホンダが中国での自動車販売減少を受けて、現地合弁工場の人員削減を行うと報じられた。広汽ホンダはEVを販売しているが、ガソリン車をどうするのか。

ホンダの中国事業の見直し

ホンダのロゴマーク。2022年11月8日撮影(画像:AFP=時事)
ホンダのロゴマーク。2022年11月8日撮影(画像:AFP=時事)

 5月中旬、ホンダは中国での自動車販売の落ち込みを受け、現地の合弁会社の工場で希望退職を募集して、人員削減を行うと報道された。

 ホンダは、中国においてふたつの会社

・広汽ホンダ:広州汽車集団との合弁会社
・東風ホンダ:東風汽車集団との合弁会社

で、ガソリン車を中心に生産してきた。今回人員削減の対象となったのは、広汽ホンダのほうで、工場で生産業務を行う正社員を対象とし、従業員全体の14%にあたる約1700人が応募した。ちなみに広汽ホンダは、2023年末にも900人の派遣労働者を解雇したとの報道もあり、ますます整理が進んでいる。

 人員削減の背景には、中国における新エネルギー車の台頭によるガソリン車の販売の落ち込みのほか、ホンダの電気自動車(EV)生産へのシフトがある。東風ホンダが2023年7月に発表した新戦略「創未来2030」では、

・2027年までに新たなガソリン車の投入を終える
・2030年までに純電気自動車(BEV)を10モデル以上販売する
・バッテリー式電気自動車(BEV)、ハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)における東風ホンダのブランドを全面的に構築する

としている。また、年内にはEV専用の東風ホンダの工場が武漢で稼働開始する予定である。

 もちろん、人員削減が報道された広汽ホンダもEVを販売しているものの、今後はガソリン車をどうするのか具体的な戦略が求められている。

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