増殖する軽乗用車! 保有台数は80年代末の「13倍」、なんでこんなに人気なのか
軽乗用車の保有台数は1989年には約174万台だったが、1990年代に爆発的に増え、2023年には約237万台に達した。魅力とは何だろうか。
外観・色が購入選択の主要因

軽といっても、スーパートール型が増加している。軽とは思えないほど、天井が高く、室内が広々としていて、前列からの視界が広い。スライドドア対応も人気を集めている。トール型と合計すると、保有の76%を占めるという、圧倒的人気ぶりだ。
軽を購入するときに人々が重視する点を複数回答で聞いたところ、以下の順で多かった。
1.スタイル・外観
2.車体色
3.小回りがききやすいこと
「スタイル・外観」が単なる見た目というより、使いやすさにつながっていることがよくわかる。
軽はポップなデザインや色合いのものが多く、人によっては好みに合いやすい、デザインや色が目立って駐車場で見つけやすいなども選ばれる理由になるだろう。なお、ガソリン車が79%、ハイブリッドは6%で、前回の2021年度調査から増えていない。
軽の人気は、経済的な面だけでなく、
・狭い道の走行/駐車のしやすさ
・気軽さ
にもある。太い道路から少し入ると、細い道が走っていることがある。市町村道は平均3.9mと狭くそういった道路が日本の85%近くを占めている。道によっては軽以外選択肢がないという人もいるだろう。
また高齢者のなかでも免許返納を検討している人々で交通が不便な地域に住んでいる場合、軽なら運転しやすいということで、ドライバー人生が長引かせられるのだそうだ。
地域によっては車を運転できるかどうかが死活問題になるので、本人だけでなく、家族の意向でもあるというインタビュー調査も掲載されている。