4月発売「ランクル250」は本当に“原点回帰”できたのか?
ランドクルーザー250が発売された。ここ10年ほどのモデルは、いわゆる高級SUVブームのなかで、そのポジションに迷いが垣間見えたことは否めない。
産業に影響を与えるユーザー嗜好

もうひとつ、ランドクルーザー250にはさらに興味深いポイントがある。それは純正オプションとしてともに人気の社外カスタムパーツメーカーである「ジャオス」と「トイファクトリー」の製品がラインアップされることとなった。
オフロード4WDにおいて、こうしたカスタムパーツは売れ筋の人気商品であり、トヨタが社外品を選択した上で純正扱いとともに販売するということには
「業界全体の活性化」
という意味でも有意義である。
ランドクルーザー250は、おそらく若いユーザーから年齢層が高い層まで、満遍なく支持を得ることになろう。気になるのは最もベーシックなもので520万円(ディーゼルGX)。最上級では785万円(ディーゼルZXファーストエディション)というその価格だが、
「この数字をリーズナブルなものと捉えることができる層」
にとってみれば、選択肢としては正解である。
どういった人物がランドクルーザー250を選択したのか。いずれ明らかになるそのユーザー層は、今後のオフロード4WDを含めたSUV全体のユーザー嗜好を判断する上で大きな指標となろう。そこに新たな自動車ビジネスの方向性が示されることは間違いない。