ベントレーが「SUV市場」に進出した5つの理由 高級サルーンの金字塔だったのになぜ?

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1919年に創業した英国のベントレーは、創業当初から高級サルーン車の製造に注力してきた。しかし2015年11月、同社は路線を変更し、SUVのベンテイガを発表した。この変化の背景には何があったのだろうか。

ベントレーの歴史と魅力

ベントレー「コンチネンタルGT S」(画像:ベントレーモーターズジャパン)
ベントレー「コンチネンタルGT S」(画像:ベントレーモーターズジャパン)

 英国のベントレーは1919年に創業し、初期から高級サルーン車の製造に力を注いできた。その品質と高級感は、ベントレーが持つブランドイメージを形成し、世界中の自動車愛好家から高い評価を得てきた。

 しかし、2015年11月にはこれまでの路線を変え、スポーツタイプ多目的車(SUV)ベンテイガを発売。これはベントレーが新たなビジネスチャンスを見つけ、そのチャンスを生かすための戦略的な決定だ。

 同車の魅力は、ベントレーの伝統的な高級感と品質を保ちつつ、SUVという新たなカテゴリーに挑戦したことにある。ベントレーの豊かな歴史と伝統を引き継ぎつつ、より広範な顧客層にアピールするためだ。

 ではなぜ、今まで高級サルーン車しか作ってこなかったベントレーが、SUV市場へ参入することになったのだろうか。その背景をひもときたい。

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