新型やくも「インフルエンサー試乗会」の舞台裏、実はかなり優遇されていた?
JR西日本は3月23日、特急やくも号「273系」の運行開始に先立ち、ユーチューバーなどSNS上で影響力の強いインフルエンサーを対象とした試乗会を開催した。その実態とは。
四つに分類されるインフルエンサー
インフルエンサーは、影響力の強い順に
・メガインフルエンサー
・ミドルインフルエンサー
・マイクロインフルエンサー
・ナノインフルエンサー
のおおむね4種類に分けられることが一般的だ。
メガインフルエンサーとは、フォロワー数50万人以上で、有名芸能人やアスリートなどが当てはまり、その影響力は絶大だ。しかし、存在が雲の上すぎてフォロワーさんとのコミュニケーションは成立していないことも多い。トップインフルエンサーと呼ばれることもあるようだ。
ミドルインフルエンサーは、フォロワー数が10万~50万人。有名ユーチューバーやテレビや雑誌などに露出している著名人が当てはまる。こちらも存在はやや雲の上で、フォロワーさんとのコミュニケーションは希薄な傾向がある。パワーインフルエンサーと呼ばれることもあるようだ。
新型やくも号で募集対象とされたのがこのマイクロインフルエンサー。フォロワー数が1万人~10万人で、フォロワー数がそこまで多くないことからフォロワーとのコミュニケーションがよくとれており投稿に対する反応もよいという。
そして、フォロワー数が100~1万人で活動を始めて日が浅いのがナノインフルエンサーだ。こちらはフォロワー数が少ないからこそひとりひとりに対して丁寧な対応を取りやすいことから、フォロワーとのやり取りが活発な傾向がある。
昨今の企業活動では、こうしたインフルエンサーの力を借りながら自社の商品やサービスの販促活動を行う取り組みが広がっている。