宇都宮LRTに便乗? 和歌山市「LRT導入検討」は、ジリ貧続く人口減“鉄冷え”の街を再生できるのか

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和歌山市は、2024年度にLRT導入に向けた検討を開始する。宇都宮市「ライトライン」の成功に触発され、2024年度に次世代型LRTの導入に向けた検討を開始する。

宇都宮ライトラインの実績

宇都宮市のライトライン(画像:写真AC)
宇都宮市のライトライン(画像:写真AC)

 和歌山市が注目する宇都宮市のライトラインは、2023年8月に運行を始めた。

 宇都宮市の宇都宮駅東口と栃木県芳賀町の芳賀・高根沢工業団地間14.6kmを走る。運行する第三セクター会社の宇都宮ライトレールによると、開業から半年間(2023年8月26日~2月25日)の利用者数は200万人の大台を突破し、当初予測の

「1.2倍」

となる約227万人に達した。

 平日の利用は当初予測の1日1万2800人よりやや多い程度で推移しているが、土日は当初予測の4400人を2倍以上上回る利用が続き、月間の利用者数に開業効果が終わって減少に入る兆しが見られない。宇都宮ライトレールは

「多彩なイベントが利用を伸ばした」

と分析している。

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