「技術軽視」「利益優先」 エミレーツ航空社長がボーイングに重大警告を発した理由

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エミレーツ航空のティム・クラーク社長は、『フィナンシャル・タイムズ』のインタビューでボーイングに警告を発した。いったいなぜか。

インド新興格安航空会社の対応

アカサ・エア(画像:アカサ・エア)
アカサ・エア(画像:アカサ・エア)

 年明けから波乱含みのなか、インドのアカサ・エアは、1月18日にB737MAX機150機の購入を発表した。内訳は、B737MAX8-200とMAX10であり、今回事故を起こしたMAX9は含まれていない。

 アカサ・エアは、2022年8月に商業運行を開始した、インドの新興格安航空会社である。「インドのウォーレン・バフェット」として知られている富豪でカリスマ投資家のラケシュ・ジュンジュンワラ氏が、国内格安航空会社の幹部らと設立したことで知られている。

 インドは、人口が100万人を超える都市が50以上点在しており、潜在的な航空輸送需要が高いといわれている。インド政府は、2024年に開港予定の世界最大級となるナビ・ムンバイ空港、デリー郊外のノイダ国際空港など、空港の整備を進めており、2030年には中国や米国を抜いて世界最大の市場になるとの予測もある。

 アカサ・エア以外では、2023年2月にはエア・インディアが290機のボーイング機購入を発表しており、今やボーイングとインドは切っても切れない関係といってよいだろう。

 話をボーイングに戻そう。

 ボーイングの株価は、1月5日の249ドルから1月16日には200.52ドルまで下落し、18日のアカサ・エアからの受注発表以降わずかながら持ち直したものの、依然と低空飛行が続いている。

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