コンテナ海運の大合併時代! 主要企業が10年で半減したワケ
2010年代に入ってから、主要コンテナ船社の数はすでに17社から9社へとほぼ半減している。本稿では、最近の大手の合従連衡について説明する。
2020年代後半のアライアンス再編に向けて

ところが、話はここでは終わらない。
現在の三大アライアンス体制は2025年に終わることが確定している。マースクとMSCは船腹共有協定の更新をせず、2Mアライアンスを解消することが決まっている。2022年に規模でマースクを上回ったMSCは単独運航を志向するとの見方がある。
一方のマースクは規模の面から現在のネットワークの維持が厳しいのではないかと見られていたものの、同社はハパッグロイドと手を結び2025年から”Gemini Cooperation”を形成することを発表した。
TAは最も規模の大きなハパッグロイドがいなくなるため、ONEを含めTAにいる海運会社は、自社ネットワーク維持のため何らかの動きをしないといけない状況である。
コンテナ輸送は世界におけるサプライチェーンの確立や、ベビーベッドから墓石に至るまで世界中の人々が文化的で快適な生活を営むうえで不可欠の存在として浸透している。
一方で金利動向など世界経済の事情や現在の紅海の状況のような国際情勢、パナマ運河の渇水に見られる気候変動など、コンテナ輸送の動向に影響する説明変数は数多い。それに加えてコンテナ貨物を運ぶ企業の動向もいろいろな動きが続く可能性が高い。