コンテナ海運の大合併時代! 主要企業が10年で半減したワケ
2010年代に入ってから、主要コンテナ船社の数はすでに17社から9社へとほぼ半減している。本稿では、最近の大手の合従連衡について説明する。
金融危機後のコンテナ海運業界の再編

業界再編が大きく進んだのは2008年のリーマン・ショック後である。
金融危機から経済危機へと波及した2009年にはコンテナ貨物輸送量が年ベースで初めて前年割れを記録した。2010年以降も貨物輸送量の成長率は金融危機前より明らかに落ちた。
しかも、金融危機前から続いた造船ブームの影響で船腹量は増加が止まらなかった。コンテナ1個当たり輸送コストの削減を目指した船舶大型化も進み、2005年時点では世界で最大船腹量であった1万TEU(20ftで換算したコンテナ個数を表す単位)以上の船舶が次々に新規投入された。
2010年代はコンテナ海運企業の苦境期であった。船腹量の伸びに相応するほど輸送量は増えず、需給バランスの悪化を反映して2010年代前半からコンテナ運賃市況は低迷を続けた。
2016年3月には上海から北欧州のコンテナスポット運賃で205ドル/TEUという低運賃を記録した。コンテナ海運会社の売上高のほとんどは運賃収入であるため、市況悪化は業績を直撃した。