バッテリーEVの弱点をカバー? マツダ「MX-30ロータリーEV」が現実的な環境車として期待されるワケ

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マツダ「MX-30ロータリーEV」はBEVの弱点をカバーできる実用的で環境に優しいクルマとして期待されている。いったいなぜか。

厳しい規制に挑む新世代製品

MX-30ロータリーEVの電動駆動ユニット(画像:マツダ)
MX-30ロータリーEVの電動駆動ユニット(画像:マツダ)

 マツダは、2024年2月1日付で将来のロータリーエンジンの研究開発を行う「RE開発グループ」(REはロータリーエンジンの略)の発足も発表しており、ロータリーエンジンの未来は明るそうだ。

 8Cもマツダの11年にわたる研究開発が投入され、これまでのロータリーエンジンから大きく進化している。排気量は1ローターあたり654ccから830cc(約27%増)に拡大され、ローターと呼ばれるエンジン内部の回転部品も大型化された。

 にもかかわらず、1ローターエンジンの重量を従来のエンジンに比べて15kg近く軽量化することに成功した。これは、ハウジングと呼ばれるエンジンの外殻を鋳鉄からアルミニウムに変更することで実現した。

 また、職人の経験と技術による調整が必要だった製造工程の部分も機械化・自動化され、各所の寸法精度や加工精度も50~75%向上し、エンジン全体の完成度が高まった。新世代ロータリーエンジンは発電専用の小型エンジンであるため、生産効率とコスト削減が不可欠である。

 マツダのプレスリリースによると、ロータリーエンジンは今後も発電用エンジンとして開発を進め、ますます厳しくなる環境規制への対応やカーボンニュートラル燃料への挑戦を続けていくという。

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