全長680km！ 日本一長い高速道路「東北道」に秘められた圧倒的ドラマ性、宇都宮IC以降は急カーブ・急勾配三昧だ

全長679.5km

　日本各地にはさまざまな高速道路が走っている。一言で高速道路といっても、路線によってさまざまな違いがある。路線の長さ、つまり全長もそのひとつだ。

　路線によって全長は大きく異なり、全長が100km以下でも1時間未満で走りきれる路線もある。一方、東北自動車道（以下、東北道）は日本最長の高速道路である。

　東北道は埼玉県川口市の川口ジャンクション（JCT）を起点とし、

・群馬県
・栃木県
・福島県
・宮城県
・岩手県
・秋田県

を通り、青森県の青森インターチェンジ（IC、青森市）で終点となる。全長は679.5kmで、時速100kmで走り続けたとしても、全行程を走破するのに7時間弱かかる。

　総走行距離が長いため、地域や区間によって周辺の雰囲気が変わり、サービスエリア（SA）で売られている商品もかなり異なる。そのため、非常に楽しい路線となっている。

　私（都野塚也、ドライブライター）は仕事とプライベートで年間約6万kmを走るが、皆さんにも、ぜひ日本一長い高速道路である東北道をぜひ全線走破してもらいたいので、今回は東北道の特徴や意外なトリビアを紹介しよう。