全長680km! 日本一長い高速道路「東北道」に秘められた圧倒的ドラマ性、宇都宮IC以降は急カーブ・急勾配三昧だ

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東北道は総走行距離が長いため、地域や区間によって周辺の雰囲気が変わり、サービスエリアで売られている商品もかなり異なる。そのため、非常に楽しめる路線となっている。今回は、東北自動車道の特徴や意外なトリビアを紹介する。

自動車旅行で感じる米どころの風

東北道。中間地点付近の泉IC入り口(画像:写真AC)
東北道。中間地点付近の泉IC入り口(画像:写真AC)

 次に、東北道にまつわる意外なトリビアについて。

 東北道は、その名の通り東北地方を中心に走っているが、全長679.5kmの中間地点はどこなのか。私はこの質問を家族や友人によくするのだが、福島県の県庁所在地である福島市、福島県南部の中心地である郡山市、岩手県の県庁所在地である盛岡市など、さまざまな答えが返ってくる。

 実は、東北道の中間地点は仙台宮城IC(宮城県仙台市)~泉ICにある。この区間には中間地点となる340キロポストがあり、実際に中間地点には案内板が設置されている。もちろん、仙台市以北もすべて東北地方であり、東北地方の広さを実感できる。ちなみに、

・東京駅~名古屋駅:約350km
・東京駅~仙台駅:約370km

であり、東京基準でいえば、愛知県名古屋市と仙台市の距離はほぼ同じである。中間地点の仙台市から先は、日本でも有数の米どころであるため、田んぼなどののどかな風景を見るのも東北自動車道を走るポイントのひとつだ。

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