米マクドナルドの新業態はなぜ「完全ドライブスルー」なのか? そしてなぜレーンが4つもあるのか?
2023年12月、米国マクドナルドはイリノイ州シカゴ郊外に、スピンオフともいえる新業態のファストフード店「コスマック」1号店をオープンした。いったいどんな業態なのか。
スターバックスの影響

コスマックがドライブスルーだけで勝負しようとしているのは、一見大胆な戦略に思えるが、実は米国では顕著になりつつある動向だ。コスマックのメニュー戦略のヒントになったのは、カフェチェーンのスターバックスだ。スターバックスは、売り上げの8割が
・ドライブスルー
・テイクアウト
によるもので、今後もドライブスルーの店舗開発に力を入れていくと表明している。
メキシコ料理タコスを扱う大手ファストフードチェーン「Taco Bell(タコベル)」も、一昨年からドライブスルー主体の店舗を展開しており、さらに、ドライブスルーを2レーンから4レーンへと増設する店舗展開をも検討している。
メキシコ料理タコスを販売する大手ファストフードチェーンの「Taco Bell(タコベル)」も一昨年からドライブスルー主体の店舗を展開しており、レーンをふたつから4つに増やすことを検討している。
タコベルの新しいドライブスルー店舗は2階建てで、2階にキッチンがあり、その下を車が通れるように注文パネルのブースが配置されている。自動化されたシステムは、注文が入るとすぐに商品がエレベーターで2階から降りてくるほど高度なものだという。近未来感がハンパない。
全米最大のチキンサンドイッチのチェーン店「Chick-fil-A(チックフィレイ)」も、ジョージア州アトランタで、4レーンのドライブスルー店舗を計画している。こちらは1時間に720台分ものオーダーをさばく試算をしている。思わず計算した。1レーン180台、1分間に3台の計算だ。1台につき20秒。オンライン注文やオンライン決済を導入すれば可能なのだろう。
このように、米国ではあと数年もすれば、4レーンのドライブスルーなどは特に珍しいものではなくなりそうだ。