米マクドナルドの新業態はなぜ「完全ドライブスルー」なのか? そしてなぜレーンが4つもあるのか?

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2023年12月、米国マクドナルドはイリノイ州シカゴ郊外に、スピンオフともいえる新業態のファストフード店「コスマック」1号店をオープンした。いったいどんな業態なのか。

画期的な4レーン

コスマックのウェブサイト(画像:コスマック)
コスマックのウェブサイト(画像:コスマック)

 マクドナルドに限らず、何らかのドライブスルーを経験したことがある人は少なくないだろう。ファーストフード店などでドライブスルーを利用する手順は次のとおりだ。

1.ドライブスルーの入り口へ車で進入する
2.オーダー受付のメニューパネルへ進む
3.車内から、パネルのマイクに向かって注文する
4.マイクの向こうのスタッフがオーダーを受ける
5.受け取り口まで車を進む
6.受け取り口で支払いし、商品を受け取る
7.出口へ進み公道へ戻る

つまり、1本の動線上をクルマで進み、注文から受け取りまでを一貫して行う販売形態が基本だ。しかし、初出店のコスマックでは、なんと4レーンのドライブスルーを設置しているという。

 どういう仕組みなのだろうか。コスマック店舗の写真を見ると、4レーン四つの受注パネルで、同時に最高4台までが注文でき、注文を終えた順に受け取り口へを向かう列に入るという形だ。

 前述の手順でいうと、3の手順である「商品を選んで注文する段階」が最も対応時間を要するため、注文受付までの待ち時間を最小化できるよう、4レーンでたくさん注文をとっては、効率よくスピーディーに商品提供を行える工夫がされているのだ。今後、ネット注文にも対応する予定なので、スピード感はますます加速しそうだ。

 それにしても、客席のない徹底したドライブスルー戦略に至った背景は何なのだろうか。

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