EVの未来は明るい! 自動車ユーザー2万人調査でわかった、ネット“フルボッコ状態”とは異なる意外な結果とは
2万人調査の結果
若い世代を中心に、電気自動車(EV)への許容が徐々に進んでいるようだ。
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経営コンサルティング業務を行うリブコンサルティング(東京都千代田区)が12月、「自動車ユーザー2万人WEBアンケート調査結果」を発表した。その結果は、日本の自動車ユーザーにおけるEVに対する意見の多様性を浮き彫りにしている。
アンケートはウェブ上で、全国47都道府県に住む男女20~60歳以下の自動車保有ユーザーを対象に行われた(2万2166人。バッテリー式電気自動車〈BEV〉ユーザーはうち303人)。EVに関する調査はこれまで数多く実施されているが、サンプル数を考えると、今回の調査はトレンドを把握する上で参考になるだろう。
結果の要約が八つの箇条書きで示されているので、以下に貼る。
・EVへの興味関心度は、興味あり・普通・興味なしでほぼ3分割
・EVへの乗り換え意向度は、約半数はそもそも考えたこともないが、3割は乗り換え検討を考えている
・EV関連の情報・知識は、走行音が静かや維持費が安いといった基礎情報以外は8割以上知られていない
・EVについての印象は、ポジティブがネガティブを2倍近く上回っているものの、どちらでもないが約半数を占めている
・EVについての情報を得られていないor今得る必要がないので判断がつかない人が多いと思われる
・EVのメリットやEVを所有している人の声などの発信がまだまだ必要
・エリア別では、大都市部の方がEVへの興味度合いが高く、EVへの印象もよい
・年代別では、20代が興味度合いが高く、EVへの印象もよいが、50代が全般的に低い結果
この結果をよく読んでほしい。インターネット上でひんぱんに叩かれているEVの状況とはやや異なる印象を受けないだろうか(確かに筆者〈川名美知太郎、EVライター〉も急進的なEV派には賛同できない)。そこで、この調査で特に注目されたポイントを詳しく見ていくことにする。