中国製EVは優秀? 元ディーラーがBYD「アット3」を今更ながら試乗、日産リーフと比較してみた

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元自動車ディーラーの筆者が、BYD「アット3」に試乗し、ディーラー目線で改めて評価した。

知られざる中国EV

アット3(画像:BYDジャパン)
アット3(画像:BYDジャパン)

 中国の電気自動車(EV)メーカー、比亜迪(BYD)の販売台数が伸びている。2023年11月29日付の日本経済新聞によると、10月単月の世界販売台数は前年同月比39%増の30万1833台で、日産自動車を上回った。日本ではまだあまり知られていないBYDだが、国産車、特に日産車との比較を見てみよう。

 自動車好きならともかく、多くの人はBYDとを知らないだろう。中国広東省に本社を置くBYDは、1995年に中国の資産家である王伝福氏によって設立された。米投資家バフェット氏の出資もあり、影響力を拡大している。

 日本では、2005年に日本法人を設立し、国内金型メーカーの工場を買収して勢力を拡大、2022年7月にはBYDオート・ジャパン(神奈川県横浜市)を設立し、乗用車の本格販売を開始した。

 2023年12月現在、日本では

・SUV「アット3」
・コンパクトカー「ドルフィン」

の2車種が販売されており、2024年春にはセダンタイプの「シール」が発売される予定で、ミニバンや軽自動車を除けば、主要なボディタイプのクルマが購入できるようになる。
 筆者(宇野源一、元自動車ディーラー)は、日本ではSUV、コンパクトカー、ミニバンが主な市場だと考えている。ただし、ミニバンのEV自体は国内市場では日産のe-NV200しかなく、それもミニバンではなく商用車がベースなので、実質的には存在しない。

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