他人の「ナンバープレート」を撮影するのは法律違反? 素朴なギモンに回答する
隣のクルマのナンバープレートをスマートフォンで撮影し、その後、自身のものと思われるクルマの車体を撮影している人がいた。ナンバープレートの撮影は個人情報の取得に関する法律に違反するか。
個人情報保護とナンバープレート

先日、ある駐車場で隣のクルマのナンバープレートをスマートフォンで撮影し、その後、自身のものと思われるクルマの車体を撮影している人がいた。
隣のクルマに傷つけられる可能性を考え、証拠写真として撮影したのだろう。しかし、ナンバープレートの撮影は個人情報の取得に関する法律に違反しないのだろうか。
結論は「違反しない」。なぜなら、ナンバープレートだけでは個人情報が記載された「登録事項等証明書」を取得できないためだ。
個人がナンバープレートから個人情報を取得するためには、
・当該車両の車体番号下7桁
・照会理由の正当性
・身分証明書
が必要となる。
ただし、弁護士などの一部職業や警察組織、個人でも「正当な理由」があれば、ナンバープレートのみから個人情報を入手できる場合もある。
ということで、本稿ではナンバープレートと個人情報という身近な疑問についてリポートする。