東名vs新東名 年間約6万kmを走る私が「東名」を迷わず選ぶワケ
2012年に新東名が開通してから、私のメインルートは新東名になったが、東名をまったく使わないわけではない。いったいなぜか。
時間帯による通行選択

日本の大動脈である東名・新東名は、物流路線としても多用されている。つまり、大型トラックの交通量が他の路線に比べて圧倒的に多いのだ。
大型トラックの経営者やドライバーは、なるべく交通量の少ない時間帯、高速料金を節約できる時間帯に走ろうとするため、深夜に運転することが多い。
多くの大型トラックは東名ではなく新東名を選ぶため、深夜になると大型トラックの通行で新東名が多少混雑することがある。これは日本の他の路線ではあまり見られない特殊なケースである。
したがって、時間帯によっては東名の方がスムーズで快適に走れることもある。深夜の大型トラックの交通量は日によって異なるので判断は難しいが、東名と新東名の分岐手前の流れを見て選択するのがいいだろう。
東名が提供するユニークな体験

確かに新東名は便利で気持ちよく走れる。しかし、東名には東名ならではの魅力があるのも事実だ。東名があるから新東名が際立つのだ。
私は東名の長い歴史と沿線の風景を重視して走っているが、走るたびに東名の偉大さやありがたさをひしひし感じる。
新東名を何度か走ったことがあり、今後も利用するであろう人は、一度東名を走ってみると、新たな発見や気づきがあり、面白いかもしれない。