小松空港「国際化」に立ちはだかる大きな壁 第2滑走路新設の基準満たせず、今後どうなるのか

キーワード :
, ,
小松空港(石川県小松市)の国際化や活性化を見据え、県では2本目の滑走路(第2滑走路)整備に向けた議論が行われている。30年後の空港の発展を見据え、計画に前向きな姿勢を見せている。

利用者数は回復傾向

小松空港(画像:写真AC)
小松空港(画像:写真AC)

 小松空港は2022年度、国内線はすべて復便し、利用者数も回復傾向にある。2023年の夏ダイヤでは、台北便(エバー航空)の定期便(台北発6:35 → 小松着10:25/小松発11:45 → 台北着13:35)の運航も再開された。

 その他のソウル便(大韓航空)、上海便(中国東方航空)については運航再開時期は未定だが、県は航空会社に対して早期の運航再開を働きかけている。新規路線の開拓では、香港便(キャセイパシフィック航空)、バンコク便(タイ国際航空)の誘致を進める。

 日本の水際対策の緩和により、各国の航空会社が主要空港で運航を再開しており、小松空港でも他の地方空港に遅れをとらないよう、誘致活動に取り組む。

 また、アウトバウンド対策として、台湾観光局と連携した利用促進イベントの実施、インバウンド対策として、現地メディアの招へいや旅行博への出展(福井県、富山県と連携)、現地旅行会社の招へい、報奨旅行、訪日教育旅行の誘致などを行う。

 空港ターミナルビルについて、県は

「建物は供用開始から40年経過しており、将来的に更新が必要」

とし、

「現段階でただちに更新する必要はない」

との姿勢を示している。

 ターミナルビルの課題として、国による調査では、小松空港は築年数のわりに建物の総合的な満足度は高いものの、飲食や物販に関する満足度は低い傾向にある。また、コロナ前の国際線では、出発と到着が重なるタイミングでロビーの混雑が問題となっており、

「国際線のスペースを増やす必要ある」

としている。

全てのコメントを見る