三条タクシーSNS炎上の深淵 公式アカで堂々&無邪気な「性的投稿」、時代遅れな“昭和ノリ”の耐えられない軽さ

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新潟県三条市にある三条タクシーの女性ドライバーに関するSNS投稿が波紋を呼び、謝罪、社長辞任と展開している。いったい何が問題なのか。

「性的な方向」がアウト

年齢階層別の乗務員数(画像:全国ハイヤー・タクシー連合会のデータを基にMerkmal編集部で作成)
年齢階層別の乗務員数(画像:全国ハイヤー・タクシー連合会のデータを基にMerkmal編集部で作成)

 2023年3月末時点で、女性タクシードライバーは全国で9673人であった(全国ハイヤー・タクシー連合会調べ)。女性の構成比は4.2%と少ない。

 しかし女性ドライバーには大いに需要がある。

・セクハラ対策として利用する女性
・子どもの塾の送迎などに安心感を覚える親
・対応のおだやかさから指名するお年寄り

などがいる。

 また運転が丁寧であるなど、本質的なドライバーとしての能力を評価する声もあり、タクシー会社としても、女性ドライバーの雇用に力を注いでいる。

 本来はそういった女性ドライバーならではの価値が注目されるべきではあるが、20代でかわいらしい容姿というのは、確かに珍しいだろう。インターネット上には

・エイジズム(年齢による偏見や差別)
・ルッキズム(外見重視主義)

を指摘する声もあるが、会社がそれをアピールするのが完全に間違っているとは個人的には思わなかった。それを

「性的な方向」

に持って行ったのがアウトだった。一部報道によると、過去の投稿には女性ドライバーがキュウリを丸かじりしたり、麩(ふ)菓子を食べたりする動画などがあったという。

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