工事現場に朗報? 慢性的な「警備員不足」を解消するAIサービスがあった

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近年「KB-eye」と呼ばれるシステムが注目を集めている。同システムは、工事現場における交通誘導員が指示する代わりに、AIが交通状況を判断する。

今度の発展に必要なこと

片側交互通行の交通誘導をAIが自動で行う「KB-eye for 交通制御」(画像:KB-eye)
片側交互通行の交通誘導をAIが自動で行う「KB-eye for 交通制御」(画像:KB-eye)

 交通整理システムとして注目を集めてきたKB-eyeだが、今後はAIとKB-eyeの技術の進化がこれからの展望を左右するだろう。

 まず、AIの機械学習やディープラーニングの発展によって、KB-eyeの精度や判断向上が求められる。これは、特殊な状況への対応能力や複数車線の誘導など、より複雑な交通状況にも対応できるようにするためだ。

 そして、KB-eyeが将来的に活躍するためには、建設会社と国土交通省による幅広いデータをさらに集積し、交通整理の効率化や安全性の向上も必要とされる。

 加えて、KB-eyeの導入コストや保守費用も課題となる。KB-eyeのようなAIシステムには高度な技術を必要とするため、より高額な経費がかかることが考えられるからだ。

 とはいえ、警備員の人件費は1日あたり1万5000~2万円ほどとされており、KB-eyeを導入すれば夜勤手当や残業代も不要になる。長期的な工事現場であれば、KB-eyeのメリットの恩恵が受けられるだろう。

 ビジネスにおけるAIシステムの信頼性確保が望まれるなかで、KB-eyeには高い精度があることが証明されており、さらなる活躍が期待されている。しかし安全な交通整理の実現には、KB-eyeの発展だけでなく、しっかりと交通整理の指示に従う“ドライバー”の協力も必要不可欠といえるだろう。

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