工事現場に朗報? 慢性的な「警備員不足」を解消するAIサービスがあった

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近年「KB-eye」と呼ばれるシステムが注目を集めている。同システムは、工事現場における交通誘導員が指示する代わりに、AIが交通状況を判断する。

導入の背景

警備員のイメージ(画像:写真AC)
警備員のイメージ(画像:写真AC)

 KB-eyeは、

・警備員不足の解消
・工事現場の生産性/安全性向上

を主な目的として開発された。近年では、警備員の高齢化が警備業務において大きな課題となっており、高齢の警備員による交通整理は体力的な負担が増える一方で、一時的に混雑する場面では迅速な対応が求められる。

 しかし、KB-eyeを導入すれば、高齢の警備員が体力的な負担を軽減し、より長期的に業務に従事できる可能性が出てくるのだ。

 また24時間態勢で運用が可能であるため、人間の警備員とは違い、休憩や交代が不要。これにより、人員不足な現場でも大いに役立つ。

 さらにAIシステムは常に一貫した指示を出すため、人為的なミスや判断の違いによる事故リスクを低減することが期待される。そのため道路工事現場などにおける円滑な交通整理はもちろん、車両の渋滞を最小限に抑え、工事の進行を効率的に行うことができるのだ。

 そして、交通誘導員を危険にさらす必要がなくなるのもメリットのひとつだ。厚生労働省の報告によると、2021年で事故に遭った誘導員のうち、

「約14%」

が交通事故が原因というデータがあるため、KB-eyeをはじめとするAI警備がさらに普及していけば、これらの事故のリスクを減らすことができる。

 警備業界では、厳しい労働環境や不規則な労働日程などにより、人材確保が難しいとされている。その中でもKB-eyeは今、画期的なシステムとして注目を集めているのだ。

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