工事現場に朗報? 慢性的な「警備員不足」を解消するAIサービスがあった

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近年「KB-eye」と呼ばれるシステムが注目を集めている。同システムは、工事現場における交通誘導員が指示する代わりに、AIが交通状況を判断する。

製品の課題点

警備員の完全な代替にはなり得ないのか(画像:KB-eye)
警備員の完全な代替にはなり得ないのか(画像:KB-eye)

 警備員の軽減負担と人員不足の解消を狙って開発されたKB-eye。警備員にとっては頼もしい機器だが、課題点もある。

 まず、安全性と信頼性の確保だ。交通整理は交通安全の観点から非常に重要な役割を果たしているが、どの道も同じ環境条件とは限らない。過去のデータや実績を踏まえ、どんな道路条件でも十分な精度で交通整理を行えることが求められる。

 また、イレギュラーな対応力も必要になってくる。KB-eyeは優れた性能を持つAIシステムを搭載しているが、人間の判断力とは異なり、特殊な状況や急な変化に対応することが難しい場合もある。AIが判断できない特殊な事象や予期せぬ状況に対応するためには、やはり現場に警備員が常駐していることが望まれる。警備員はAIのサポート役として、迅速な判断や指示の補完を行い、より安全で効果的な交通整理を全うする必要があるからだ。

 現段階の技術では限界があるとされているが、AIシステムの信頼性をさらに向上させるには、イレギュラーなパターンにも対応させることが重要となる。

 このような懸念点から、KB-eyeは交通整理の効率化を果たしているものの、警備員の完全な代替として活躍するのはまだ難しいといえるだろう。

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