J-TRECがフィリピン南北通勤鉄道向け鉄道車両の出荷を開始 車両は次世代ステンレス車
総合車両製作所(J-TREC)が住友商事と共同で、フィリピン南北通勤鉄道向け鉄道車両の出荷を開始した。同路線は首都マニラ市~マロロス間を結ぶ。マニラ首都圏の交通ネットワーク強化を実現し、交通渋滞の緩和に寄与する方針。
日本国政府開発援助事業のひとつ
総合車両製作所(J-TREC)は2021年10月18日(月)から住友商事と共同で、フィリピン南北通勤鉄道向け鉄道車両の出荷を開始した。
車両は1編成が8両。次世代ステンレス車両「sustina」だ。今後は13編成 計104両を順次出荷する。南北通勤鉄道は首都マニラ市のツツバンからブラカン州マロロスまで約38kmある。J-TRECは「マニラ首都圏の交通ネットワーク強化を実現し、交通渋滞の緩和に寄与する」としている。全体の工期は42か月間を見込む。
このプロジェクトは、国際協力機構(JICA)とフィリピンとの有償資金協力に基づき計画された、日本国政府開発援助事業のひとつだ。