愛車バイクの盗難対策 「やり過ぎ」ぐらいがちょうどいいワケ
ライダーが日頃気にかけていることのひとつに「盗難被害」がある。愛車に乗ろうとしたらバイクがこつぜんと姿を消していた……というケースは考えただけでもゾッとする。
いろいろあるバイク盗難対策

それでは、バイクの盗難対策には具体的にどのような役割があるのだろうか。簡単かつ意外と効果が高いのが、バイクカバーだ。バイクカバーをすると外から車種がわかりにくい。窃盗犯が盗む価値があるバイクかどうかを判断しにくくなるのだ。毎回カバーを脱着するのが面倒くさいという点はあるものの、最近ではカバーにファスナーを装備して、脱着しやすい工夫が施された商品なども販売されている。
さらに、チェーンロックもバランスのいい盗難対策といえるだろう。種類と価格帯も多彩なので、ユーザーの必要に合わせて選択できる。チェーンロックを使って、地面に固定されて動かすことができない物(ポールやガードレール等)とバイクを一緒にロックする「地球ロック」は盗難のハードルを上げることになる。盗むためにチェーンロックを壊す道具が必要になり、そのための時間も必要となるからだ。できるだけ目立ちたくない窃盗犯にとっては、「リスク」が高まることにつながる。
これらの防犯アイテムと合わせると効果が高いのが、アラーム系の防犯アイテム。バイクの振動や傾きを検知して100dbほどの大音量のアラームを鳴らせる。夜間に発光してアラームが作動中であることを知らせるモデルもある。もし窃盗犯がバイクを盗もうとしても、音や光で撃退することが可能だ。
また二輪車防犯登録も欠かせない。日本二輪車普及安全協会のウェブサイトに記載されている「防犯への取り組み」によれば、二輪車防犯登録により、二輪車のデータが警察のコンピューターに登録され、登録ステッカーとユーザーカードが発行。不審車両の確認が迅速に行えるため、盗難車両の早期発見が可能」とのこと。さらに登録ステッカーを車体に貼っておくことで、盗難防止効果も発揮されるので、登録しておいて損はないだろう。