愛車バイクの盗難対策 「やり過ぎ」ぐらいがちょうどいいワケ
盗まれたバイクが戻ってくる確率は約40%
ライダーが日頃気にかけていることのひとつに「盗難被害」がある。愛車に乗ろうとしたらバイクがこつぜんと姿を消していた……というケースは考えただけでもゾッとする。
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警察庁の発表によれば、2021年度のオートバイ盗難認知数は7569件。同年における自動車盗難認知数が5182件であることを考えると、オートバイの方が盗難被害に遭いやすいといえる。その数1.5倍だ。
また日本二輪車普及安全協会の発表では、2021年の1~12月における「被害回復率(バイクが戻ってくる確率)」は
「39.0%」
だ。つまり、一度盗まれたバイクは約6割の確率で「戻ってこない」ということになる。
では、戻ってこない場合、どうすればいいのだろうか。当然、オートバイをとられないように効果的な盗難対策を施すしかない。
警視庁のウェブサイトに掲載された「オートバイの防犯対策」には、次のような防犯対策が挙げられている。
・車両から離れるときは短時間でもハンドルロックをしてキーを抜く
・防犯性の高い補助錠を併用
・盗難防止装置の取り付け
・駐輪時はオートバイカバー等をかける
・二輪車防犯登録を行う
・防犯対策がしっかりとられている駐車場/駐輪場を利用する
また、「防犯対策がしっかりとられている保管場所」としては、
・安易に人が入場できない構造になっており、車体をつなぐ固定物があること
・フェンス等が設置してあり、夜間でも照明設備で明るさと見通しが確保されていること
・管理人が常駐していたり、防犯カメラが設置されていたりする場所
が挙げられている。
これら全てを行うのは簡単ではない。「少しやり過ぎでは……」と思う人もいるかもしれないが、 実はこの“やり過ぎ”というのがキモなのだ。