愛車バイクの盗難対策 「やり過ぎ」ぐらいがちょうどいいワケ

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ライダーが日頃気にかけていることのひとつに「盗難被害」がある。愛車に乗ろうとしたらバイクがこつぜんと姿を消していた……というケースは考えただけでもゾッとする。

「やり過ぎ」がちょうどいいワケ

強靭なアーム素材を使用した定価14万5200円の「ウルトラロボットアームロック(TDZ-13)」(画像:キタコ)
強靭なアーム素材を使用した定価14万5200円の「ウルトラロボットアームロック(TDZ-13)」(画像:キタコ)

 前述のとおり、盗難対策は盗まれないように行う。そのためには、窃盗犯に

「盗む気を起こさせなければよい」

とことになる。あるいは、このバイクを盗むにはリスクと手間がかかるからやめておこうと思わせればよいのだ。

 そのため、バイクの窃盗犯にそう思わせるには「やり過ぎ」と思えるほどの防犯対策がちょうどいいのだ。ただ、過剰な対策はライダー自身の利便性が損なわれることにもなり、防犯対策のための費用も負担しなければならない。

 例えば、バイク用補助錠メーカーのキタコ(大阪府東大阪市)が販売する防犯性の高い補助錠は高い物で約40万円で、盗難防止装置の取り付けも数万円かかることがある。すぐ利用したいときにも、バイクカバーを外したり、解錠したりなどの手間がかかってしまう。

 盗難率を下げる対策を実施することで、バイクへのストレスを感じては本末転倒だ。そうならないよう、状況に応じて防犯対策を組み合わせ、利便性と防犯性のバランスをとることが必要なのだ。

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