意外と知らない? バイクを「雨ざらし」にしてはいけない根本理由

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バイクを走らせたり屋外で保管していたりすると、雨にさらされる状況がある。このとき、バイクは雨ざらしの状態でも問題ないのだろうか。

バイクは雨ざらしに遭っても問題ない?

雨にさらされたバイク(画像:写真AC)
雨にさらされたバイク(画像:写真AC)

 バイクを走らせたり屋外で保管していたりすると、雨にさらされる状況がある。このとき、バイクは雨ざらしの状態でも問題ないのだろうか。

 結論からいえば、バイクは雨のなかでも走行できるように作られているため、多少雨にぬれても問題ない。しかし屋外で保管しているバイクを長期間雨ざらしにしてしまうと、バイクの至る箇所で不具合を引き起こし、最悪の場合エンジンがかからない可能性もある。ではどのようなケースによって不具合が発生してしまうのか。

 まず、雨ざらしにするデメリットとしては、

「サビが発生する」

ことが挙げられる。バイクのパーツにはサスペンションのダンパーロッドやボルトナットなどがあり、これらがサビるとパーツ本来の役目が阻害されてしまう。当然、サビが多過ぎるバイクは見た目の印象もよろしくない。

 加えて、雨水がバイクの内部にまで浸透すると、電装部品にも悪影響が及び、接触不良などの原因になりやすい。最悪の場合、エンジンがかかりにくくなってしまうのだ。

 ちなみに、マフラーに雨水が入らないか不安に思う人もいるかもしれないが、マフラーの排気口からはエンジンの排気が勢いよく出ているほか、マフラーに“水抜き穴”が設けられていることも多いため、そこまで心配する必要はない。

 またバッテリーに関しても、雨にぬれても問題ないように作られているため安心してほしい。しかし、配線や電装系のパーツに水が入ってしまうと、ショートなどの故障を引き起こすため、注意した方がよいだろう。

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