ドライバーの人間性は「料金所通過」の態度に表れる、という私の確固たる経験則

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ドライバーは高速道路を使う際、基本的に料金所を通過する。そんな料金所だが、高速道路の本線上に設置されているものを通過する際、気を付けなければならないポイントがいくつかある。

速度・車間距離に注意

料金所通過時は速度と車間距離に注意(画像:写真AC)
料金所通過時は速度と車間距離に注意(画像:写真AC)

 通過の際にも、気を付けなければならないポイントがある。ETCは一時停止せずに通過できて便利だが、逆にそれが危ない。

 なぜなら、過度な速度で通過する車がとても多いのだ。適正速度で走っている車を後ろからあおるような車も少なくない。

 料金所のシステムやETC車載機の不具合などにより、バーが上がらないと、その場で停止することになる。停止になったときを考えて、なるべくゆっくりな速度で料金所を進まないと、止まりきれずにバーに当たることもある。望ましい速度は「時速20km以下」である。

 また、前方の車がバーの手前で止まることも考えられるため、車間距離を十分にとり、いつでも止まれるように準備しよう。

通過後も気を抜かずに本線へ

中央自動車道の八王子料金所通過後(画像:都野塚也)
中央自動車道の八王子料金所通過後(画像:都野塚也)

 料金所を通過しても「ひと安心」ではない。通過後にも危険は潜んでいるのだ。

 通過後は、料金所のために空けたスペースがだんだんと狭まり、通常の片側1~3車線の道路形状に戻る。つまり、複数のレーンから一気に車が集中することになる。

 自分の前後左右からあらゆる車が入り乱れる。なかには、周りにかまわず無理やり横から斜行する車もある。そのため、通過後はとにかく周囲の車の存在を確認することが大事だ。

 サイドミラーやルームミラーの活用のほか、目視で後方・側方を確認し、周囲の車が

・どの位置にいるのか
・どの方向に進んでいるか

を把握しよう。それにより、通過後も安全に走行できるのだ。

 また、本線走行時の速度まで早く戻したくなるが、危険なので速度は徐々に上げていくのが望ましい。

 料金所を通過する際の運転態度を見れば、そのドライバーの

・運転への姿勢
・周りへの思いやり

がはっきりわかる。安全で上手な人は周りに優しい運転をしているし、本当に運転がうまい人といえるだろう。

 料金所の通過には「運転に必要なもの」がギュッとつまっているのだ。年間約6万km走っている私の確固たる経験則である。

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