上海モーターショーで全世界「EV転換」明らかに! ガラパゴス日本に迫る没落カウントダウン、マスコミ論調さえ大きく転換の辛らつ現実
「上海ショック」は日本の自動車業界に危機感を引き起こし、中国のEV化の進展が日本の遅れを浮き彫りにしている。
米国、テスラひとり勝ち
●米国
米国では、2022年は乗用車市場全体が前年比▲8%を落ち込むなか、EVは前年比65%拡大してシェア5.8%を占め、中でもテスラは前年比48%増でEV市場の51%を占めてひとり勝ちだった。
2023年に入って、バイデン政権が導入したインフレ抑制法による手厚いEV補助金の後押しで、ますます普及が進んでいる。
この第1四半期は、EVシェアが19%を越えたカリフォルニア州を筆頭に、全米では前年比45%増・26万台となり、シェア7.2%を占めた。
そのほか、韓国や台湾、タイ、インドネシア、豪州など中国以外のアジアやオセアニア地域にも急激なEVの波が押し寄せている。