増え続ける「女性専用車両」 そもそも痴漢はなぜなくならないのか? 背景にあった“低い自己肯定感”という現代の病理

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令和のいまも導入されている女性専用車両。なぜ増え続けるのか。

いまも導入が続く女性専用車両

女性専用車両(画像:写真AC)
女性専用車両(画像:写真AC)

 痴漢行為から女性を守るための女性専用車両は、首都圏のJRと大手私鉄、地下鉄で2005(平成17)年春から一斉に導入された(関西地方では2002年以降)。同車両を巡って、賛否両論の議論が定期的に発生しているが、令和のいまも導入されている。

 2023年1月18日には、都営地下鉄大江戸線で平日朝のラッシュ時間帯に導入された。8両編成のうち、1両が女性専用車両である。

 2023年3月18日開業の相鉄・東急直通線では、相鉄車の東急東横線直通上り電車と、東急車の東急新横浜線(日吉~新横浜)から東横線への直通列車において、平日の始発から朝9時30分まで1両充てられている。

 首都圏以外では、2021年4月1日に熊本市内の路面電車で、2両編成のうち1両が「女性優先車両」となり、話題を呼んだ。

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